IOTTECH

新しいテクノロジーを世の中に認知してもらうためのブログです。

NEW ITとは?

ITはもはや、ビジネスそのものである
アクセンチュアが考えるNew ITとインテリジェント・オートメーション
New ITとは
ビジネスと融合したソフトウェア戦略を実現するテクノロジー
デジタルテクノロジーの進化によって、新しい企業文化を根付せるには、どのような施策を講じるべきでしょうか。アクセンチュアでは、「変化に対応する仕組み」、「データに基づく行動」、「破壊的変化の受容」、「リスクの再認識」が企業には必要だと考えています。

最初に求められるのが、変化に対応する仕組み ―― すなわち変化を前提にした行動様式の確立です。デジタルエコノミーにおいてビジネスは非常に早いスピードで変化しますが、それに対応するには第一に「アジリティ(俊敏性)」を備えたテクノロジーが必須となります。このテクノロジーアクセンチュアは「New IT」と呼んでいます。

New ITに求められるのは、デジタルエコノミーの中でも勝ち抜くことができる、従来型ITの次元を超えたスピードです。そこには、未来に向けたソフトウェア戦略が欠かせません。アクセンチュアはこのソフトウェア戦略を「リキッド(Liquid)」「インテリジェント(Intelligent)」「コネクテッド(Connected)」 という3つの概念で捉えています。

このNew ITを支えるものは、新しいテクノロジー(New IT Technology)に加え、開発手法(Liquid Delivery)や次世代の開発方法論(New Generation Methodology)の3つです。


アクセンチュアが考える“New IT”の定義
New ITでは、開発手法、テクノロジープラットフォーム、開発方法論の3つの観点から、従来では実現できなかった俊敏性をソフトウェア開発にもたらし、デジタル時代におけるビジネス戦略の推進を支える



「New IT Technology」
新しいテクノロジー(New IT Technology)の中心に据えられるのが、クラウドコンピューティングやモバイル、IoT、ビッグデータ、さらには最先端のセキュリティ技術です。従来ではオンプレミスで構築していたERPなどの基幹システムでさえも現在はクラウド上に移行されています。汎用機能ならば、SaaSを利用し済ませてしまうことも一般的となり、ビジネスの柔軟性と俊敏性を促すクラウド活用はますます高度化しました。

さらに、テクノロジーの進化によってビッグデータの収集、および分析も容易になりました。ただし一方で、セキュリティリスクに対応するための技術の重要性が高まっていることも留意しなければなりません。

「Liquid Delivery」
「Liquid Delivery」と称される最新の開発手法では、ビジネスの状況や変化に迅速に対応する手法であるアジャイル開発、繰り返し開発を実現する開発基盤のDevOps、クラウドファースト/モバイルファーストを実現する軽量実行基盤(Lightweight Architecture)、社内外をオープンかつセキュアに接続して情報連携を可能にするAPI、そしてAI(人工知能)の組み込みなど、最新の開発手法を融合。これにより、再利用可能なモジュールやコンポーネントを組み合わせることで、時間を要していたアプリケーションのコーディングを省略化し、ソフトウェアをビジネスに合わせて俊敏かつ継続的に拡張する「リキッド・アプリケーション」の開発を実現するのです。

「New Generation Methodology」
次世代の開発方法論(New Generation Methodology)では、ユーザー体験を中心に据えた “デザイン志向”が採用され始めています。従来の基幹システムの開発などのような、トップダウン型で機能定義させることの多かったシステム開発とは真逆の方法論を取ることにより、開発手法は飛躍的に進化しています。

ビジネスの変化のスピードに追随することとテクノロジーの活用・ソフトウェア戦略は表裏一体です。New ITとは、ビジネスと融合することで革新をもたらすテクノロジー。これらのテクノロジーを活用することは、ビジネスを支援することではなくもはや「ビジネスそのもの」と言えるのです。